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【サッカー日本代表】負傷者が続出する今、台頭が期待されるパリ五輪世代 急成長の可能性がある選手は?

  • 浅田真樹●文 text by Asada Masaki

◆サッカー日本代表「30年の検証」で見えた真実 ワールドカップ成功の共通項は?>>

 直近の五輪世代の選手がどれだけ活躍できるか。ワールドカップの成績を占ううえで、それが重要な要素となることは、過去の歴史が示している。

 では、今年6月に開幕するワールドカップをおよそ4カ月後に控え、現在の日本代表はどうか。

 直近の五輪世代とは、すなわちパリ五輪世代にあたるわけだが、現状において当該世代の台頭が進んでいるとは言い難い。

 ワールドカップ出場が決まった、昨年3月のアジア最終予選バーレーン戦当時の招集メンバー27人を振り返っても、そのうちパリ五輪世代は5人のみ。しかも、実際に試合に出場したのは、鈴木彩艶、久保建英のふたりだけだ。

 その鈴木彩、久保にしても、ともに飛び級で東京五輪の登録メンバーに入った選手であり、パリ五輪には出場していない。本当の意味でパリ五輪世代の台頭具合を表わす存在と言っていいのかどうか、微妙なところだ。

 また、現時点で最新の日本代表戦となる昨年11月の親善試合(ガーナ戦、ボリビア戦)時の招集メンバーを見ても、26人中8人。数のうえでは、アジア最終予選時より増えてはいるが、従来の主力を脅かす立場に成長してきたのは鈴木淳之介だけで、あとは、ようやく藤田譲瑠チマがコンスタントに名を連ねるようになった、というのが実情である。

 現時点で、いわゆるレギュラークラス、あるいはそれに準ずるクラスと呼べるのは、鈴木彩、久保、鈴木淳の3人くらい。彼らは、コンディションに問題がなければ、おそらくワールドカップ本番でも登録メンバー入りする可能性が高いだろうが、パリ五輪世代全体として見たときには、少々寂しい状況にあると言わざるを得ない。

北中米W杯では藤田譲瑠チマらパリ五輪組の活躍が期待される photo by Getty Images北中米W杯では藤田譲瑠チマらパリ五輪組の活躍が期待される photo by Getty Imagesこの記事に関連する写真を見る

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