サッカー日本代表「30年の検証」で見えた真実 ワールドカップ成功の共通項は「直近の五輪世代」
ともに4年に一度開催される、ワールドカップと五輪。日本は、前者では初出場を果たした1998年フランス大会以来、後者では出場資格が原則23歳以下となってからは初出場となった1996年アトランタ五輪以来、いずれも現在まで途切れることなく連続出場を続けている。
U-23代表が五輪を戦い、その2年後、A代表がワールドカップに臨む。そのサイクルを、日本サッカーはもう30年近くも続けてきたわけだ。
ただし、ワールドカップと五輪の成績は、必ずしも連動してはいない。
たとえば、2008年北京五輪では3戦全敗のグループステージ敗退に終わっているが、2年後の2010年ワールドカップ南アフリカ大会では、カメルーン、オランダ、デンマークという難敵ぞろいのグループステージを突破し、決勝トーナメントに進出した。
逆に2012年ロンドン五輪では準決勝まで勝ち上がり、44年ぶりのメダル獲得まであと一歩に迫ったにもかかわらず(結果は4位)、2年後の2014年ワールドカップブラジル大会では、グループステージ敗退に終わっている。
五輪には年齢制限に関係のない、いわゆるオーバーエイジ枠があるとはいえ、基本的には23歳以下の選手が出場する世代別の大会。A代表同士が戦うワールドカップとは別物なのは、当然のことかもしれない。
とはいえ、五輪の2年後にワールドカップを戦うというサイクルを繰り返すなかで、ふたつの世界大会には、ある関連性が見て取れる。
というのも、過去に日本が出場した7回のワールドカップにおいて、決勝トーナメントに進出できた4大会を振り返ると、総じて、直近(2年前)の五輪に出場した選手、あるいは、その五輪世代以下の年齢の選手が活躍しているのである。
カタールW杯でも三笘薫ら東京五輪組が活躍した photo by Getty Imagesこの記事に関連する写真を見る
1 / 3







