フィーゴが久保に太鼓判。
「レアルでプレーするチャンスが必ず来る」 (2ページ目)
現役時代、フィーゴに最大の注目が集まったのは2000年夏のことだ。バルセロナからレアル・マドリードへの移籍。スペインの2強で、最大のライバルへの「禁断の移籍」であった。6000万ユーロ(現レート約72億円)と言われる当時の史上最高額の移籍金が発生したことで本来は感謝されるべきが、バルサファンからは金目当てだという怒りを買った。
クラシコでカンプ・ノウ(バルセロナのホームスタジアム)に帰還すると、コーナーキックを蹴る際には耳をつんざくようなブーイングが鳴り響き、さまざまなものが投げ込まれた。投げ込まれたものの一つに豚の頭があったのには驚いた人も多かったのではないか。
そのバルサからレアルという道筋に限定すれば、久保建英も同じ道筋を辿っている。フィーゴ"先輩"からはどのように見えるのか。
「私の場合とはまったく違うレベルの話だね。育成レベル間の移籍は、プロからプロへの移籍とはまったく違うもの。でも私に言えるのは、自分のできることを最大限に発揮しろということ。バルサからレアルに移籍したということを忘れて、自分の置かれた状況をうまく活用することが大事だ」
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