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欧州サッカー通3人が指摘。
レアル&バルサが今季も苦戦必至の理由 (8ページ目)

  • photo by Getty Images

倉敷 アルトゥールとデ・ヨングが、アンドレス・イニエスタとチャビ・エルナンデスになれるかは、ファンが期待している部分です。まだ期待の段階ですけどね。

小澤 あそこまでになるのは大変だと思いますが、彼らはボールを持てるし、ゲームメイクもできるので、チームにとっては大きいと思います。一方で、セルヒオ・ブスケツがこれだけ試合に出ないシーズンは初めてのことで、逆にそれによって2人の台頭が目立っている。そこはポジティブに受け止めていいと思います。

倉敷 デ・ヨングは、アヤックス時代はブスケツのポジションでプレーしていたので、1列前でプレーするときの不安定さより本来の位置でプレーさせて、その前にアルトゥーロ・ビダルを使ったほうが、強度の高い守備を作り出すにはベターです。もっとも、ビダルがシーズンを通して活躍できるかは疑問です。

中山 それでいうと、スアレスやメッシも最近は1シーズンフル稼働というわけにはいかなくなりましたよね。2人とも明らかにケガが増えています。

倉敷 ゆっくりと世代交代の時間は進んでいます。でも、超一流の選手が落ちてくるタイミングとシンクロしてチームも落ちてくるのは自然なことです。メッシが輝くバルサは、やや沈みかけている眩しい夕陽かなと考えるとちょっと感傷的になりますね。

 小澤さんがおっしゃったように、今季もCLではスペイン勢が苦戦しそうな気配です。次回は、逆に勢いを増しているプレミア勢を見ていきたいと思います。

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