メッシ・ロナウド時代を突き破れ!
リーガの新スター候補はこの3人 (4ページ目)
最後のひとりは、レアル・ソシエダのミケル・オヤルサバル(20歳)だ。レアル・ソシエダの下部組織スビエタは年代ごとにハビエル・デ・ペドロ、アントワーヌ・グリーズマンなど優れた左利きアタッカーを輩出しているが、オヤルサバルはその系譜を継ぐひとりと言える。
11歳までは水泳にどっぷり(サッカーは友人と作ったチームでトーナメントに出る程度だった)浸る。自由形、平泳ぎの選手として地域大会で優勝するほど励んだおかげか、腰が強く、持久力も高い。左足で繰り出すパスは「MAGICO」(魔法)と表現されるが、センスと同時に当たりに動じない点が目を見張る。
一昨シーズンは18歳でトップチームのレギュラーを確保。昨シーズンは主力としてチーム最多のアシストを記録した。リーガ1部での試合経験は前に挙げた年上の2人を凌ぎ、ゲームを戦うことで成長しつつある。
「(水泳じゃなく)サッカーを選んでよかったよ。ボールを蹴ると気分が落ち着くんだ」
ちなみに3人は今年、U-21欧州選手権をスペインU-21代表として戦い、準優勝。すでにフル代表でもデビューしている。もし彼らが来年のロシアワールドカップでスペインの主力になっていたら――。
それは8月18日に開幕するリーガの戦いにおいて、3人がメッシ・ロナウド時代への挑戦者として認められたときだろう。
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