2017.08.17

ミラノのダメチーム×2に復活の兆し。
今季セリエAは昨年とここが違う

  • 利根川晶子●文 text by Tonegawa Akiko photo by Getty Images

 圧倒的な強さで連覇を続けるユベントス。どんなにあがいてもそれを阻止することができないローマとナポリ。そしてかつての栄光はどこへやら、ダメダメのミラノの2チーム。ここ数年のセリエAはこんな状況の繰り返しだった。しかし今週末から開幕する2017~2018シーズンは、これまでとは少し異なった様相を呈している。

 とはいえ、やはりスクデット争いのポールポジションにいるのはユベントスだ。セリエAで前人未到の6連覇を果たした強さはだてダテではなく、テクニカル面でも突出している。ただ、これまでのようなライバルを寄せつけないほどの強さは、多少、影をひそめるかもしれない。

 今シーズン初の公式戦、ラツィオとのイタリアスーパーカップで、ユベントスはまさかの敗戦を喫している。なによりも大きいのは、ユベントスが誇る鉄壁の守備の象徴とされていたBBC(レオナルド・ボヌッチ、アンドレア・バルザーリ、ジョルジョ・キエッリーニ)トリオの崩壊だ。

ユベントスからミランに移籍したDFレオナルド・ボヌッチ 連覇の立役者のひとりでもあったボヌッチが自ら望んでチームを後にしたこと、それもライバル、ミランに移籍したことはユベントスにとって大きなショックだった。チームのレジェンド、アレッサンドロ・デル・ピエロも「最初聞いた時は冗談だとしか思えなかった」と言うほどだ。