メッシ・ロナウド時代を突き破れ!
リーガの新スター候補はこの3人 (3ページ目)
もうひとりの候補は、ミランからバルセロナに復帰したジェラール・デウロフェウ(23歳)だ。
2011~12シーズン、ジョゼップ・グアルディオラ監督が率いた最強バルサで、17歳にしてデビュー。「メッシを凌ぐ天才」という声も上がった。しかし謙虚とは言えない性格が災いし、重用されなかった。ありあまるエゴを理由に放出された。
「ジェラールは野心的な選手で、才能も申し分ない。しかし、犠牲的精神やチームの中での役割を学ぶ必要があった」
当時、バルサBで監督をしていたエウセビオ(現レアル・ソシエダ監督)は振り返っているが、その述懐がすべてだろう。
しかし、デウロフェウもプレミアリーグのエバートン、セリエAのミランなどを渡り歩いて「大人になった」と言われる。まだまだ「個の力」に頼ったプレーを見せることもあるが、ひとりで崩し切る技量は武器でもある。ネイマールの移籍後はその穴を埋め、メッシと息の合ったプレーを見せている。
「バルサを出て行ったときとは、別人として戻ってきた」
そううそぶくデウロフェウだが、まずはネイマールの幻を消すことが仕事になる。
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