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バイエルンを追う新鋭ライプツィヒが、
ドイツのファンに嫌われるわけ (5ページ目)

  • 鈴木智貴●取材・文 text by Suzuki Toshiki
  • photo by Getty Images

 他にも、大量の模造紙幣がチームバスに貼りつけられたり、練習試合の会場に大量の釘をまかれたり、「レッドブル」を皮肉って血が滴り落ちてきそうな本物の牛の頭がピッチ脇に投げ込まれたりするなど、アンチファンたちの常軌を逸した過激な行動により、被害を受け続けている。

 しかし、そんな妨害をものともせず、ライプツィヒは栄光に向かってまい進している。2部からの昇格クラブが第9節終了時に勝ち点21以上を獲得していたのは、1997‐98シーズンのカイザースラウテルンに次いで史上2回目。そして、このシーズン、カイザースラウテルンはブンデスリーガで唯一の「昇格から即優勝」を達成しているのだ。

 19年ぶりの快挙と欧州カップ戦出場を目指して――東の新興クラブが見せる快進撃は、まだまだ終わりそうにない。

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