スピードが速くなった吉田麻也。ELで長友佑都との日本人対決を制す
11月3日に行なわれたヨーロッパリーグ(EL)のサウサンプトン対インテル戦で、吉田麻也と長友佑都の日本人対決が実現した。
ともにスタメンで出場した長友佑都と吉田麻也がピッチ上で対戦した 4−3−3のセンターバック(CB)として先発した吉田は、安定感のある守備で2−1の勝利に貢献した。13分にはインテルのCFでアルゼンチン代表のマウロ・イカルディについていき、シュートをしっかりとブロック。58分にも敵のカウンターに対応し、クロアチア代表MFのイバン・ペリシッチを封じた。ドリブルで切り替えされても、すぐに反転してクリアするなど、最後まで鋭い動きを見せた。
また、テンポよく縦パスを供給したり、高い位置まで押し上げるサイドバックへ速いパスを入れたりと、ビルドアップでも存在感を示した。「マヤは自信を深めている。クオリティの高さを見せた」とクロード・ピュエル監督が褒めれば、長友も「僕らのチャンスを麻也がことごとく潰していた。厄介な選手だなと思いました」と語るように、盤石の守備で最終ラインを支え続けた。
実際、今季の吉田は質の高いプレーを維持している。ポルトガル代表CBのジョゼ・フォンテ、オランダ代表CBのフィルジル・ファン・ダイクという「レギュラーCB」の牙城は崩せていないが、ELとリーグカップでは常時先発。ELでは4試合2失点、リーグカップでも2試合無失点と、堅実な守備で貢献している。
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