日本人7人が参戦のEL。マインツ武藤嘉紀は「先発出場」自体が収穫 (3ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Getty Images

 武藤個人についていえば、練習中に痛めた腰の負傷からようやく戻ったところだ。この日、シュートはなかったが、先制点を生んだCKの際にニアで潰れたのは「作戦通りだった」と胸を張った。個人的には試合に長時間出られたこと自体が大きな成果だろう。なにしろ2月以来となる先発出場だったのだ。

「いやー、きつかったですね。だけど久しぶりに70分も出られたのがまず収穫かなと思うし、まだまだ試合勘を増やしていかないといけないと思う。とにかく今日は怪我なく戦えたということがよかったんじゃないかなと、ポジティブに捉えたいと思います」

 他の日本人選手のEL初戦をまとめると、サウサンプトンはスパルタ・プラハ(チェコ)に3-0で快勝。吉田はフル出場を果たしている。ザルツブルクはクラスノダール(ロシア)に、ヤングボーイズはオリンピアコス(ギリシャ)に、それぞれ0-1で敗れた。南野、久保はフル出場したが得点はならなかった。またアストラはオーストリア・ウィーンに2-3で敗れている。瀬戸は後半から出場している。内田、長友はベンチ外だった。

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