なんと4強のうち3カ国、アルゼンチン人監督がコパ・アメリカを席巻 (5ページ目)
他の2試合は、いずれも大差がついた。ベネズエラと対戦したアルゼンチンは4-1で勝利を収めた。7分、リオネル・メッシのアーリークロスにゴンサロ・イグアインが合わせて先制する。28分にはまたもイグアインが、相手のパスミスを見逃さず2点目をゲット。今大会ここまで不発だった主砲が目を覚ました。
後半にはメッシがダメ押しの3点目を決める。これがメッシの代表通算54得点目となり、ガブリエル・バティストゥータの持つ同国の最多記録に並んだ。
「記録となるゴールを決められたのでうれしい。でも、頭の中では大会のことを考えている。2大会連続(14年W杯、15年コパ・アメリカ)で決勝に残るのは難しいこと。そして今、また準決勝まで来た。(準決勝のアメリカ戦は)フィジカルが強く難しい相手。これまでやってきたことを、すべて出し切らねばならない」と、メッシは早くも準決勝に集中していた。
この試合は力量の違いからワンサイドとなることは予想されていた。しかし、驚かされたのは、残る一戦でチリがメキシコを7-0で下したことだ。
メキシコはグループリーグでウルグアイを3-1で一蹴しており、昨年のコパ・アメリカ王者のチリとは好ゲームが期待されていた。しかし、主砲エドゥアルド・バルガスの4発などでチリがゴールの山を築いた。
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