最低の試合をしたミラン。本田圭佑の落胆は大きかった (3ページ目)

  • ステーファノ・メレガリ(『Forza Milan!』編集長)●文 text by Stefano Melegari  利根川 晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

「この不振の責任は全員にある。もちろん筆頭は私だが、あとは等しく全員が負うべきだ。これから先何が起こるかはわからないが、とにかく我々はこのまま仕事を続けていく。ただそれだけだ。あとはすべてチーム幹部が決めるだろう」

 現役時代ミハイロビッチは闘志溢れる選手で、それは監督になっても変わらない。10人以上のレギュラー選手が代表戦で不在でも、次の試合に向けてのミラネッロでの練習はとてもハードなものとなるだろう。休み明けの試合はアウェーでのトリノ戦。今節こそ昇格したばかりのカルピに負けたが、今シーズンすばらしい活躍を見せ現在5位につけているチームである。ミランにとっては厳しいテストとなるだろう。

 現在ミハイロビッチが進めている一番重要なアプローチは、先シーズンからの負の遺産として、いまだチーム内にはびこっている後ろ向きのメンタリティーを選手の頭から払拭することだ。今のミランはこれまでとは違う。レベルの高い選手も多くいる。自信を持っていいはずだ。少なくとも0-4で一方的に叩かれるようなチームでは決してない。

 とにかく今私が言えることはただ一つ――Forza Milan!


オフィシャル誌編集長のミラン便り>


3 / 4

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る