「要求はしている」。岡崎慎司が語ったチームメイトとの連係面

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke  photo by AFLO

 レスター・シティの岡崎慎司は、10月3日に行なわれたノリッジ戦でも2トップの一角として先発した。第8節で7試合目となる先発で、クラウディオ・ラニエリ監督から信頼を寄せられていることが改めて浮き彫りとなったといえる。

第8節・ノリッジ戦でも先発で起用された岡崎慎司第8節・ノリッジ戦でも先発で起用された岡崎慎司 そんな指揮官の期待に応えるように、岡崎は序盤から精力的に動いた。特に目立っていたのは、積極的な仕掛けの動き――。最前線に陣取ってパスを引き出そうとしたり、DFラインの裏のスペースに走ってみたりと、危険な匂いを漂わせていた。岡崎は語る。

「もちろん、守備では今まで同様、今日も味方を助けることができたと思う。攻撃でもシュートまでいくことが何回かあったので、そこはすごくポジティブにとらえています。ペナルティースポットに入ったら、1回か2回は(ゴールに向かって)勝負していきたいなと前の試合(第7節・アーセナル戦)で感じていたので、そこを今日は出そうと思っていた」

 開始7分にはクロスボールに合わせてヘディングシュートを放ち、前半ロスタイムにも2トップでコンビを組むジェイミー・バーディーのスルーパスからシュートを打った。とりわけ、良い流れからゴール前に飛び込んだのは後者のシーン。角度のない位置からのシュートは枠をとらえきれず、「シュートまでいきたかったので、焦って打ってしまった。もうちょっと前を向いてチャレンジしてもよかったかな」と唇を噛んだ。

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