CL1回戦の注目カード。ビッグクラブの戦力に変化あり (4ページ目)
もっとも、実績および戦力で、今回もバルセロナが有利と見られているのも事実だ。バルセロナはここにきて調子を上げてきており、不動の3トップ(メッシ、ネイマール、ルイス・スアレス)はレアル・マドリードのBBCトリオ(ベンゼマ、ベイル、クリスティアーノ・ロナウド)を上回る破壊力になりつつある。
逆にマンチェスター・シティはプレミアリーグで思うような結果を残せておらず、首位チェルシーとの差は7ポイントに広がっている。好不調という点でも、マンチェスター・シティが厳しい戦いを強いられることは想像に難くない。
そこでリベンジを果たすためのキーマンとなりそうなのが、この冬の移籍期間で一本釣りしたコートジボワール代表FWウィルフリード・ボニーだ。そもそもマンチェスター・シティは、パリ・サンジェルマン同様、UEFAからFFP規定によって補強制限が課せられているクラブだ。そんな中、限られた予算を駆使してアグエロ頼みだった決定力をアップさせたことは、一発勝負の決勝トーナメントを戦ううえで大きなプラス材料となっている。
パリ・サンジェルマン同様、FFPによるペナルティで登録選手が21人(通常は25人)に制限されている中、ペジェグリーニ監督はMFステヴァン・ヨヴェティッチを外してまでボニーを登録。おそらくスーパーサブとしてプレイさせるのだろうが、指揮官の期待は想像以上に大きいと見るべきだろう。
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