【Jリーグ連載】東京ヴェルディユースのプレミアリーグからの降格...横山暁之はどう見ていたか
東京ヴェルディ・アカデミーの実態
~プロで戦える選手が育つわけ(連載◆第21回)
Jリーグ発足以前から、プロで活躍する選手たちを次々に輩出してきた東京ヴェルディの育成組織。この連載では、その育成の秘密に迫っていく――。
東京ヴェルディユース時代について振り返る横山暁之 photo by Fujimaki Gohこの記事に関連する写真を見る
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「僕なんかはあまり試合に出ていなかったから、正直、他人事みたいなところはあるかもしれない。当事者意識は、他の選手に比べたら低いのかもしれないですね」
11年前の出来事について尋ねると、そう話したのは、横山暁之である。
現在、ジェフユナイテッド千葉で背番号10を背負う横山は、東京都町田市出身で東京ヴェルディのアカデミー育ち。ユースチームに所属していた高校3年生の時、高円宮杯U-18プレミアリーグEAST(以下、プレミアリーグ)からの降格を当事者として味わったひとりである。
しかしながら、苦しかったシーズンについて、中盤戦で8連敗したことくらいは覚えているが、「(それ以外のことは)ほとんど記憶にないんですけど......」というのが、横山の正直な気持ちだ。
「試合に出ていないから、もう自分のことで精一杯というか、チームの雰囲気がどうなのかとか、あまり気にできるような状況ではなかった。たぶん自分もまだまだ精神的に子どもだったし......、あまり記憶にないですね」
のちにプロとしてJリーグでプレーすることになる横山ではあるが、当時は必ずしも充実したユース時代を過ごしたわけではない。
テクニックに関しては周囲がいち目置く存在ではあったものの、線が細く、なかなか公式戦出場の機会に恵まれなかったからだ。
横山自身、ヴェルディのアカデミーで過ごした日々を、「今思うと、楽しかったことよりも、しんどかったなってことのほうが多かったですね」と振り返る。
「全員がプロを目指している集団だったので、仲間としての意識よりも、個人個人のギラギラ感というか、負けず嫌いが全面に出ている感じで。うまい表現が見つけられないんですけど......、独特の雰囲気があるグラウンドでした。
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