38歳・丹羽大輝と家長昭博の今、そして今後...「サッカーをわかった、という感覚にはいつまで経ってもなれない」 (5ページ目)

  • 高村美砂●取材・構成 text&photo by Takamura Misa

丹羽 なぜかアキがまとめてくれてる!

家長 もうだいぶ話したから、そろそろいいかなって(笑)。

丹羽 そやな。NGPに参加してくれた子どもたちが元気すぎて結構、俺ら、クタクタやしな(笑)。アキは将来、指導者って選択肢はないの?

家長 え!? まだ聞く? 指導者はないな。

丹羽 そんな気がした。

家長 どやねん。何をすればいいと思う?

丹羽 ファッショニスタでいいやん。アキは昔からオシャレやったから。17歳でびっくりするような赤いベルトをしてたもん。

家長 そうやったっけ?

丹羽 うん。俺らにはまったくそのセンスが伝わらなくて「アキ、どうしたん?」みたいになってたけど(笑)。

家長 俺、癖強っ!

丹羽 それが、家長昭博やからいいねん。今日はありがとう。

家長 こちらこそ、ありがとうございました!

(おわり)

ガンバ大阪のアカデミーで一緒に汗を流した面々。写真は2012年当時。左から家長昭博、金正訓(当時サガン鳥栖通訳、現在はSOLTILO CHIBA U18監督)、丹羽大輝、横谷繁(現ガンバユースコーチ) 写真提供:丹羽大輝ガンバ大阪のアカデミーで一緒に汗を流した面々。写真は2012年当時。左から家長昭博、金正訓(当時サガン鳥栖通訳、現在はSOLTILO CHIBA U18監督)、丹羽大輝、横谷繁(現ガンバユースコーチ) 写真提供:丹羽大輝この記事に関連する写真を見る丹羽大輝(にわ・だいき)
1986年1月16日生まれ。大阪府出身。ガンバ大阪のアカデミー育ちで、2004年にトップチーム昇格。当初はレンタル移籍を繰り返して、2012年にガンバへ復帰。2014シーズンにはチームの三冠達成に貢献した。その後、サンフレッチェ広島、FC東京などでプレーし、現在はスペイン4部のアレナス・クルブ・デ・ゲチョでプレーしている。

家長昭博(いえなが・あきひろ)
1986年6月13日生まれ。京都府出身。ガンバ大阪ジュニアユース、ユースを経て、2004年にトップチームデビュー。2011年にスペイン1部・マジョルカに移籍。その後、韓国の蔚山現代などを経て、2014年から大宮アルディージャでプレー。2017年に川崎フロンターレに加入し、2018シーズンにはJリーグ最優秀選手賞を受賞した。


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