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柏木陽介が「敵わない」と脱帽したMFベスト5「この5人で中盤を組んだら、僕が興奮する(笑)」 (2ページ目)

  • 原山裕平●取材・文 text by Harayama Yuhei

【フロンターレで一緒にプレーしたかった】

── 代表で一緒にやったことはありましたっけ?

「ないんじゃないですかね。もしかしたらあるかもしれないですけど、あったとしてもほんのちょっとだったと思います。やっぱり川崎のサッカーのイメージが強いですよ。本当に嫌だったから。その中心というか、もう、牛耳(ぎゅうじ)っていましたからね(笑)。『川崎=中村憲剛』でしたから」

── 一緒にやってみたかったですか?

「もし、ほかのチームでやれるのであれば、川崎に入ってみたかったですよ。本当にそれぐらい川崎のサッカーが好きだったし、ここでやったらめっちゃ楽しいだろうなって思っていました」

── 川崎の流れで言うと、大島僚太選手の名前も上がっています。

「彼はもう、サッカーIQが半端じゃないと思う。あとは、トラップの置き所がほんとに上手。次に自分が何をしたいかというイメージが明確にあるから、置きたいところにトラップできるんですよ。そのへんの感覚は、5人のなかでも一番すごいかもしれないですね」

── 対戦相手としては嫌でしたか。

「ボールを取れる気がしなかったですね。トラップもそうですけど、身体の向きが常に的確なんですよ。だから取れないし、次のプレーへの移行も早い。うしろ向きじゃなくて、常に半身で受けられるのが、僚太のすごいところです」

── 代表では一緒にプレーしましたよね。

「僚太とは代表でサブ組のボランチを組む機会が多かったんですけど、めちゃくちゃ楽しかったですね。ナチュラルに預けたくなるというか、彼に預けとけば大丈夫でしょっていう感覚でしたから」

── 今でも代表で見てみたい選手ですよね。

「ケガが多いのでかわいそうだなと思いますけど、状態が万全なら、今でも十分に代表でやれると思いますよ。強度の高い今のサッカーでどこまでやれるかはわからないですけど、現代のサッカーのなかでも僚太みたいな選手が活躍するところを見てみたい。彼のプレーが好きだし、そのスタイルを貫き通して、『大島僚太ここにあり』っていうのを今後見たいなって思います」

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