再生回数500万超えのスゴ技も!リフティング動画の制作は「すべて自分でやっています」眞嶋優が考えるコツは「最初の0.5秒が重要」 (2ページ目)

  • 池田鉄平●取材・文 text by Ikeda Teppei
  • 立松尚積●写真 photo by Tatematsu Naozumi/神谷年寿●動画 movie by Kamiya Toshihisa

【SNS動画からリフティングが仕事に】

ーーフリースタイルフットボールが仕事につながっていった背景は?

 SNSに投稿した動画で好評をいただいたので、月1回は新しい技の動画を公開できるように頑張っていました。するとある時、フリースタイルフットボール協会からイベントに誘っていただき、それからリフティングの仕事が始まりました。

眞嶋さんのリフティング動画は海外からも人気眞嶋さんのリフティング動画は海外からも人気この記事に関連する写真を見るーーそれが8年ほど前。当時は女性のフリースタイラーはほとんどいなかったですよね。

 女性はほとんどいませんでしたし、SNSで見かけることもありませんでした。動画に対する「すごい!」という声が純粋にうれしくて、もっとスキルを磨くために練習を続けました。新しい技に初めて成功した時の喜びはすごく大きいです。

ーー 一方でフリースタイルフットボールのつらいところは?

 ひとりで練習するのは孤独ですし、技を習得する段階では、はじめは進歩が感じられて楽しいんですが、あるレベルに達すると急に難しくなります。練習をやめたくなることが何度もありましたし、今でもそういう時はあります。

ーーどうやって自分を励ましていますか?

 サッカーボールから1週間も離れると、自然とまた触りたくなります。それで、やっぱり好きなんだなと思って、再開してますね。あとは、カッコいい技を見つけると、練習したくなりますね。

 また、動画を見て「子どもがリフティングを始めました」とか「繰り返し見ながら練習しています」、「やりたくなってボールを買いました」というコメントをもらうことがあります。地道な普及活動になっていると感じて、励みになりますね。

幼少期の眞嶋さん。3歳からサッカーが大好きだった 写真/本人提供幼少期の眞嶋さん。3歳からサッカーが大好きだった 写真/本人提供この記事に関連する写真を見るお気に入りだった浦和レッズのユニフォーム 写真/本人提供お気に入りだった浦和レッズのユニフォーム 写真/本人提供この記事に関連する写真を見る

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