大黒将志が選ぶJリーグ歴代すごかったFWトップ10「サッカーセンスが抜群」「誰にも止められなかった」ストライカーとは

  • 篠 幸彦●取材・文 text by Shino Yukihiko
  • photo by AFLO

【憧れ&目標にしていたストライカー】

3位 三浦知良(オリヴェイレンセ)

 カズさんは小学生の頃から一番憧れていて、横浜FC時代は半年間チームメイトとしてプレーさせてもらいました。プレーヤーとしてはもちろん、人間性もすばらしい人でした。僕がPKを外した時に「次も絶対に蹴らなきゃダメだよ」ってわざわざ言いに来てくれたこともありましたね。

 家が近所だったので家にも呼んでもらえて、ケガをした時はカズさんのトレーナーの方に診ていただいたり、いろいろと面倒を見てもらいました。

 チームメイトとしてのカズさんはすごく謙虚なんです。僕なんかからも「オグリ、あのフリーになる動きどうやってるの?」って聞いてこられるんですよね。カズさんが僕に聞くなんて、僕からしたら信じられない感じですよ。

 でもその貪欲さ、絶えない向上心というのは、本当にプロフェッショナルだなと思いました。休みの日に遊びに行こうと思って、近所のコンビニに寄ったらカズさんに会ったんです。ウェア姿だったんで「カズさんどうしたんですか?」と聞いたら「これから筋トレやるんだよ」と言うんですよ。それくらいプロ意識が高く、ずっとやっておられるんですよね。

 今はポルトガルのクラブでプレーされていますが、いまだに試合に出られないと悔しいみたいで、その情熱とかモチベーションを持ち続けられるのもすごいと思います。サッカーに対する情熱は、10代の頃となんにも変わってないんでしょうね。本当に選手としても、人としても、ずっと憧れの人です。

2位 小島宏美(元ガンバ大阪、ヴィッセル神戸、FC岐阜ほか)

 僕がガンバに入った当初の先輩で、本当に天才でした。当時のガンバは弱かったんですけど、その頃に一人で17点入れていたんですよ。なにもないところから一人でチャンスを作り出して、ゴールを決めちゃうんです。

 足がめちゃくちゃ速かったし、ボールコントロールも抜群で、サッカーがとにかくうまかった。でもサッカー以外の私生活がテキトーな人だったんですよ(笑)。それでも17点も取れるなんて天才だなと。ユースの時代からプロのストライカーはすごいなと思っていて、コジさんの17点は当時ずっと目標にしていました。

 しかもPKの得点なしで17点ですからね。弱かった頃のガンバでそれはホンマにすごかった。だから僕も2004年にPKなしで20点取った時は、PKなしでコジさんの得点数を超えることにすごくこだわっていました。

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