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イニエスタをめぐる今後の焦点 「日本でのラストゲームはいつか」「次の移籍先はあるのか」を探る (3ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by Kyodo news

 これは願望に近いが、バルサ復帰で花道を飾ることはできないか。練習するだけでも、多くの選手に好影響を与えることができるだろう。昨シーズン、ダニエウ・アウベスは39歳でバルサに復帰し、貴重な貢献をした。カンプ・ノウの熱気は否が応でも上がるだろう。その場合、バルサは財政的問題があるため、ほとんど無給でのプレーになってしまうだろうが......。

 5月20日、神戸は敵地で柏レイソルと対戦する。成績不振によりネルシーニョ監督が退任に追い込まれた相手は、"窮鼠、猫をかむ"の心境で挑んでくる。神戸にとっては首位固めの一戦だ。

 はたして、日本での最後が迫るイニエスタにプレー時間は与えられるのか。

著者プロフィール

  • 小宮良之

    小宮良之 (こみやよしゆき)

    スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。

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