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柏木陽介が浦和を去ることになった「1年前のルール破り」を語る。まさか本当に必要とされなくなるとは... (4ページ目)

  • 原山裕平●取材・文 text by Harayama Yuhei
  • photo by (C)FC GIFU

すべてを狂わせてしまった

 浦和にすべてを捧げ、浦和で引退したい----。

 そう考えていた選手にとって、あまりにも悲しい別れとなった。

 たったひとつの過ちが、すべてを狂わせてしまう。決して柏木の行動を正当化しようとは思わない。コロナ禍で起きた現実である。しかし、これはコロナ禍における悲劇であり、私たちの人生にも通じるひとつの教訓ではなかったか。

(後編につづく)

【profile】
柏木陽介(かしわぎ・ようすけ)
1987年12月15日生まれ、兵庫県神戸市出身。2006年、サンフレッチェ広島ユースからトップチームに昇格。プロ1年目からレギュラーとしてプレーし、翌年のU−20W杯では10番を背負って「調子乗り世代」の主軸として活躍する。2009年に浦和レッズに移籍。2010年には日本代表デビューも果たす。2021年よりFC岐阜に所属。ポジション=MF。身長176cm、体重73kg。

日本代表の攻撃に新たなリズムをもらたした柏木陽介

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