興梠慎三、浦和での「一生忘れない」悔しい出来事。新天地・札幌では「ひざが治れば20点は取れる」 (4ページ目)
そういうことも考えながら、プレーしていきたいと思っています。彼らが結果を出してくれれば自分自身もうれしいし、なおかつチームが勝つことができればうれしいかぎりですよね」
---- ミシャスタイルの伝道師としての役割も求められるのでは?
「浦和で5年間、一緒にやりましたからね。ある程度やりたいことはわかっているつもりですけど、札幌の選手ももう5年目ですから。ミシャのやりたいことはみんなわかっていると思うので、問題ないと思っています」
---- ちなみに札幌に来た時に、監督からはどのように声をかけられたんですか?
「『ゆっくり、ゆっくり』って言われました(笑)。ケガをしないで、ということでしょうね。まあ、そう言われなくても、ゆっくりやるつもりでしたけど。自分の身体と相談しながら、張り切りすぎないように状態を上げていきたいですね」
---- 最後に、あらためて今季の目標を聞かせてください。
「タイトルを獲ることです。監督も浦和ではルヴァンカップしか獲っていないので、Jリーグのタイトルを獲らせてあげたいです。チームにもタイトルを獲ったことのない若い選手が多いですから、タイトルの重みだったり、獲った時の喜びを味わってほしい。
タイトルにこだわって、みんなで喜び合いたいですね。それに今年は北海道でプロ野球が盛り上がっているので、タイトルを獲ることでサッカーでも盛り上げていきたいと思います」
【profile】
興梠慎三(こうろき・しんぞう)
1986年7月31日生まれ、宮崎県宮崎市出身。2005年、鵬翔高から鹿島アントラーズに入団。3度のJ1リーグ優勝に貢献したのち、2013年に浦和レッズへ移籍する。昨シーズンまで歴代3位のJ1通算158得点をマーク、今季、北海道コンサドーレ札幌に期限付き移籍。日本代表はこれまで16試合に出場して0得点。ポジション=FW。身長175cm、体重72kg。
◆北海道コンサドーレ札幌 開幕戦情報
2022明治安田生命J1リーグ第1節
清水エスパルス vs北海道コンサドーレ札幌(IAIスタジアム日本平)
2022年2月19日(土)14時キックオフ
DAZNにて独占ライブ配信
理想のミシャ&現実の堀。浦和レッズのアジア制覇は指揮官2人の合作
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