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ガンバ大阪、監督解任は効果なし。スタジアムに響く選手の「口喧嘩」 (3ページ目)

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • 木鋪虎雄●撮影 photo by Kishiku Torao

 これから暑さが厳しくなる季節を迎え、G大阪には過酷な連戦が待っている。新型コロナウイルス感染症の影響により、延期されていた試合を一気にこなさなければならないうえ、AFCチャンピオンズリーグまで控えているからだ。

 過酷な戦いを強いられることは、延期試合の日程が決まった時点で予想されていたとはいえ、その連戦開始を待つまでもなく、これほどの苦境に立たされると想像するのは難しかった。

 振り返れば、今季Jリーグの開幕を告げるFUJI XEROX SUPER CUPでは、G大阪は川崎フロンターレと見応えのある打ち合いを演じた。結果的に2-3で敗れはしたが、昨季J1王者をあと一歩まで追い詰めた戦いは、打倒・川崎の期待が高まるものだった。

 あれから、およそ3カ月。両者の明暗は残酷なまでにくっきりと分かれている。

「チームがバラバラになりかけている。何かを変えないとよくない状況だと改めて感じた」(小野瀬)

 G大阪は、順位や得点数から想像する以上に、深刻な事態に陥っているのかもしれない。

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