負けてなお強し。アルビレックス新潟のJ2首位快走にはワケがある (4ページ目)

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • photo by Getty Images

「いつかは負ける日が訪れると、誰もがわかっていた」

 アルベルト監督がそう語ったように、無敗のまま長いリーグ戦を終えることなど、そう簡単にできるはずがない。

 しかし、だからこそ、ひとつの負けを喫したあとが重要になる。

 キャプテンの堀米が「同じこと繰り返しちゃいけないという教訓にしなければいけない」と言えば、指揮官もまた、「ミスから学ぶことが重要。今日のミスから選手たちが学んでくれることを願っている」と語り、次戦へと視線を向ける。

 今季初黒星を喫したばかりの新潟は、幸か不幸か、次の第15節では現在3位の京都サンガを、さらに次の第16節では現在2位の琉球を、いずれもホームに迎える。

 新潟にとっては、シーズン序盤の天王山とも言うべき2連戦。ミスからの学びを問うには絶好の舞台となりそうだ。

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