2021.03.08

川崎フロンターレらしさの詰まったゴール。4人はどう連動して崩したか

  • 篠 幸彦●文 text by Shino Yukihiko
  • 西村知己●イラスト illustration by Nishimura Tomoki

サッカーIQラボ 〜勝負を決めるワンプレー~

Question
このあと川崎は、どうやってゴール前にボールを運んだか

 昨季、史上最速での優勝をはじめ、過去最高の勝ち点、勝利数、得点数、得失点数など、記録づくめの圧倒的な強さで、リーグ優勝を果たした川崎フロンターレ。

 昨季限りで中村憲剛が現役引退し、アンカーで絶対的な存在感を放った守田英正がポルトガル1部のサンタ・クララへ移籍。今季は決して小さくない変化を経て、王者がどんな戦いをするのかに注目が集まっている。

 そのなか、ゼロックススーパーカップではガンバ大阪に3-2と競り勝った。そしてJ1では開幕3連勝と勢いに乗っている。

 今回取り上げるのは開幕戦でのプレーだ。一昨季王者の横浜F・マリノスと対戦。互いにアグレッシブなスタイルのチームとあって、打ち合いの好ゲームが期待される一戦となった。

右サイドの脇坂にボールが入ったこのあと、川崎はどう崩したか 前半21分、早速川崎らしい得点シーンが生まれる。中央から右サイドへ動いた脇坂泰斗へ家長昭博がパスを出すと、家長はそのまま横浜FMのティーラトンのマークを引き連れてインナーラップ。そこへ中央から田中碧がパスを受けに寄ってくる。

 この場面で田中の動きにはどんな意図があり、川崎はこのあとどんな展開を見せただろうか。