三笘薫クラスの即戦力になるか。来季Jリーグ入りする注目の大卒4選手 (2ページ目)
札幌入りするFW小柏剛。一瞬の出足に長けるアグエロタイプ小柏剛
おがしわ・つよし
FW/明治大→コンサドーレ札幌/1998年7月9日生まれ/167cm、66kg
対峙した相手からすれば、とにかく厄介なアタッカーだろう。
重心の低いドリブルとパンチの効いたシュート、スペースへのスプリント。明治大のエースナンバー10番を背負う小柏剛は、何しろ"一瞬の出足"が速い。
ファウルをするつもりはなくても、相手の足を出すタイミングが遅れ気味になり、引っ掛けてしまう。そんなシーンをいく度となく目にした。いや、むしろファウルで止めるしか手立てがないとの判断が働いていたかもしれない。
あこがれの選手は「カルロス・テベスやセルヒオ・アグエロ」だ。共にアルゼンチンを代表する点取り屋。小柄なところが自身と似ているからだろう。彼らのプレー映像を食い入るように見て、参考にしてきた。
「ガムシャラに、ひたむきに戦える選手。世界でも活躍できる資質を持っている」(明治大・栗田大輔監督)
コンサドーレ札幌入りが内定しているが、昨シーズン、小柏も特別指定選手として札幌でひと足先にプロの舞台を経験した。Jリーグとルヴァンカップを合わせ、公式戦5試合に出場。ただ、結果は2引き分け3敗と勝ち星がなく、悔しさばかりが募った。
しのぎを削り合うる勝負の世界。目指すは「点を取ってチームを勝たせられる選手」だ。
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