【競馬予想】桜花賞で頂点に立つ可能性が最も高いのは? 識者選定「3歳牝馬ランキング」
3歳牝馬ランキング(後編)
フェアリーSで強い競馬を見せたエリカエクスプレス photo by Sankei Visualこの記事に関連する写真を見る
前編◆桜花賞目前! 識者が有力視する「3歳牝馬ランキング」>>
3歳牝馬クラシックの第1弾、GI桜花賞(阪神・芝1600m)が4月13日に行なわれる。その一戦を目前にしての、3歳牝馬の『Sportiva オリジナル番付(※)』。1位、2位の評価を受けたのは、どの馬なのか。
※『Sportivaオリジナル番付』とは、デイリー馬三郎の吉田順一記者、日刊スポーツの木南友輔記者、JRAのホームページでも重賞データ分析を寄稿する競馬評論家の伊吹雅也氏、フリーライターの土屋真光氏、Sportiva編集部競馬班の5者それぞれが、クラシックに挑む3歳牝馬の、現時点における実力・能力を分析しランクづけ。さらに、そのランキングの1位を5点、2位を4点、3位を3点、4位を2点、5位を1点として、総合ポイントを集計したもの。
2位は、前回と同じくエリカエクスプレス(牝3歳/父エピファネイア)。GIIIフェアリーS(1月12日/中山・芝1600m)を完勝し、有力視されるGI阪神ジュベナイルフィリーズ(12月8日/京都・芝1600m)組の逆転候補と目されている。
吉田順一氏(デイリー馬三郎)
「栗東へ帰厩して、初時計を出したのは3月23日。その後、26日に速い時計を出す調教をやって、軽快な動きを示しました。レースでは前半から力むところがあり、そのあたりの気性を踏まえての調整だったと思われます。管理するのは、現在全国リーディングトレーナートップの杉山晴紀厩舎。仕上げに抜かりはありません。
まだキャリア2戦で、揉まれるとどうか? テンションが高くなって折り合いを欠かないか? といった不安点があるのは確かですが、平均的なラップであれば、フェアリーSの内容から持ち味をフルに発揮できると見ています。持ち時計もある馬で、時計の速い今の阪神コースでも走る下地はあります。
追ってからすぐにギアが上がる印象ではないため、緩急がついた流れになると折り合い面を含めて多少の心配はありますが、桜花賞はどちらかと言えばラップが緩むことがなく、地力の高さがそのまま結果に出やすいレース。乱ペースに巻き込まれたり、ごちゃごちゃした展開で嫌気を出したりしなければ、フェアリーSのパフォーマンスを素直に信頼していいと思います」
本誌競馬班
「ハイペースのフェアリーSを好位で運んで、3馬身差の完勝劇を披露。もしかすると、相当な器かもしれません」
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