【競馬予想】桜花賞目前! 識者が有力視する「3歳牝馬ランキング」
3歳牝馬ランキング(前編)
クイーンCを好タイムで制したエンブロイダリー photo by Sankei Visualこの記事に関連する写真を見る 3月に入ってから3歳牝馬クラシックへ向けての前哨戦、トライアル戦が次々に行なわれた。
クラシック第1弾となるGI桜花賞(4月13日/阪神・芝1600m)と同じ舞台で行なわれ、最重要トライアルとされるGIIチューリップ賞(3月2日/阪神・芝1600m)は、クリノメイ(牝3歳/父オルフェーヴル)が勝利。GI阪神ジュベナイルフィリーズ(12月8日/京都・芝1600m)14着大敗からの巻き返しを見せた。
その翌週に行なわれたGIIフィリーズレビュー(3月8日/阪神・芝1400m)では、阪神JFで4着だったショウナンザナドゥ(牝3歳/父キズナ)が快勝。前走のGIIIクイーンC(2月15日/東京・芝1600m)9着大敗から捲土重来を果たした。
また、関東で行なわれたリステッド競走のアネモネS(3月15日/中山・芝1600m)はトワイライトシティ(牝3歳/父エピファネイア)が、GIIIフラワーC(3月22日/中山・芝1800m)はレーゼドラマ(牝3歳/父キズナ)が勝って、前者は桜花賞へ、後者はGIオークス(5月25日/東京・芝2400m)へ駒を進める予定だ。
これらの結果を受けて、桜花賞に向かうメンバーは出そろった。そこで今回、大一番を前にしての3歳牝馬の『Sportiva オリジナル番付(※)』を発表したい。
※『Sportivaオリジナル番付』とは、デイリー馬三郎の吉田順一記者、日刊スポーツの木南友輔記者、JRAのホームページでも重賞データ分析を寄稿する競馬評論家の伊吹雅也氏、フリーライターの土屋真光氏、Sportiva編集部競馬班の5者それぞれが、クラシックに挑む3歳牝馬の、現時点における実力・能力を分析しランクづけ。さらに、そのランキングの1位を5点、2位を4点、3位を3点、4位を2点、5位を1点として、総合ポイントを集計したもの。
まず5位は、5ポイントで並んだ2頭がランクイン。前回3位だったビップデイジー(牝3歳/父サトノダイヤモンド)と、GIIIきさらぎ賞(2月9日/京都・芝1800m)で牡馬相手に2着と奮闘したリンクスティップ(牝3歳/父キタサンブラック)だ。
吉田順一氏(デイリー馬三郎)
「阪神JF2着のビップデイジー。パドックでは牛のようにのっそりと歩いて、精神的にもしっかりしており、どんな競馬にも対応できるタイプと見ていました。しかし、1番人気に推された前走のチューリップ賞では、前半から力んでしまって3着と苦杯をなめました。
(先行有利の)馬場を踏まえてポジションを取りにいく競馬をしながら、力んでしまっては意味がありません。結果、それによって最後の伸びを欠いてしまいました。
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