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J1デビュー外国人で誰がブレイクするか。
移籍金を基準にズバッと診断 (4ページ目)

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • 藤田真郷●撮影 photo by Fujita Masato

 とくに、今シーズンのニューカマー15人のなかで最高額となる推定約2億3000万円(162万ポンド)を投資したのが、開幕直前にスイスのルガーノから加入したブラジル人FWカルリーニョス・ジュニオだ。

 CFのみならず左右のウイングでもプレー可能なポリバレントタイプのFWで、ルガーノではヨーロッパリーグにも出場している。ここ2シーズンは国内リーグでふたケタ得点をマークするなど、その実力も折り紙つきだ。再開後のJリーグで最も注目すべき新外国人選手と言えるだろう。

 また、開幕戦でも能力の高さを発揮したブラジル人CBヴァウドには推定約9900万円(72万ポンド)をセアラー(ブラジル)に支払って獲得したほか、アメリカ・デ・カリ(コロンビア)からブラジル人GKネト・ヴォルピも補強した。

 清水がふたりに支払った移籍金は不明だが、昨季のコロンビアリーグ優勝の原動力となった実力派GKは、攻撃サッカーを標榜するクラモフスキーのお眼鏡にかなった足技の持ち主だ。開幕戦は3失点を喫してホロ苦いデビューとなったが、今シーズンの成績を左右するキーマンであることは間違いない。

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