フェルナンド・トーレスには
「絶対に忘れない」Jリーグの試合がある (3ページ目)
最後にトーレスは現在のJリーグの立ち位置について、次のように説明した。
「今後はJリーグにスペイン人選手が増えるんじゃないかな」(トーレス) photo by Kyodo News「アンドレス(・イニエスタ)やダビド(・ビジャ)といったビッグネームの存在もあり、今やJリーグは世界中から注目されている。きっと選手たちもそれを自覚していると思う。つまり、次のレベルへ向かうための絶好のアピールの場でもあるわけだ。そのうえ、何度も言っているように、ここにはすばらしい生活がある。だから欧州のトップを目指す前の段階で、ここでプレーすることを勧めたい」
それはまた、日本人選手に向けられたメッセージでもあるのだろう。Jリーグの先には、欧州移籍や代表招集の道がある。村井チェアマンも「世界中からJリーグを目指してもらう一方で、日本人選手が外に出て交流できれば、日本のサッカーはもっとよくなると思うんです」と望んでいる。
(おわり)
フェルナンド・トーレス
Fernando Torres/1984年3月20日生まれ。スペイン・マドリード州出身。数々のビッグクラブでプレーし、スペイン代表での多くのタイトルを獲得したFW。2018年7月にサガン鳥栖への移籍を発表し、Jリーグでプレー。2019年8月に現役を引退した。アトレティコ・マドリード→リバプール→チェルシー→ミラン→アトレティコ・マドリード→サガン鳥栖。
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