セレッソにロティーナ戦術がじわり浸透。
発展途上もこれだけ変わった (4ページ目)
水沼はそう言って相好を崩した。
今は布石を打っている段階で、勝負の行方は見えない。霜田正浩監督が率いて2年目の山口の方が、戦い方の輪郭は見えた。しかし、戦い方は日々鍛えられる。
「短所も出たので、どんどん改善していく。前半はもっと早くコンビネーションを使って攻めるべきところで、もたついていた。ただ、選手はそれぞれキャラクターを出してくれたと思う」
試合後、ロティーナ監督は振り返った。ヴェルディ時代よりも高度な戦い方だけに、置き去りになる選手もいるだろう。セレッソの選手たちは、自らのプレーをアップデートすることができるか。
2月22日、本拠地ヤンマースタジアム長居。Jリーグ開幕戦、ロティーナ・セレッソは、スペイン人監督フアン・マヌエル(ファンマ)・リージョが率いるヴィッセル神戸を迎える。
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