レイソル工藤壮人がブラジル代表加入の広州恒大に宣戦布告 (4ページ目)
「中国でのアウェーは雰囲気が違う」と選手たちは口を揃える。反日感情が強く、本当に憎しみをぶつけられるようで、中国人選手は得点を取ると一斉に活気づくのだという。
そこでは勇敢さに加えて、したたかさも勝負を決する足掛かりになるかもしれない。
したたかさとは、自分たちのやり方を貫きながらも試合状況を読み、行動すること。例えば相手の気を削ぐ、逸らす、あるいは焦らす。工藤はその意味で老獪であり、敵陣でのポストワークでディフェンダーを誘い込んでファウルを奪い、猛攻を断ち切れる。これぞFWの守備であり、流れを与えないしたたかさと言えるだろう。敵DFにカードでも出させたら、自由を封じられる。
「サッカーをするしかない」
冒頭の工藤の言葉に行き着くのだ。
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