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【ワールドカップ】高卒1年目の鎌田大地の「立ち姿」を見て直感 「彼を生かしたサッカーがしたいと思った」 (2ページ目)

  • 原山裕平●取材・文 text by Yuhei Harayama

【第一印象は「立ち姿」がいい】

── 中村選手とは?

「敬斗とは、メンバーに選ばれた時とか、オランダ戦で点を取った時にやり取りはしました。敬斗とは、直接話をしたいと思っています。この大会で彼が感じたことはたくさんあったと思うので、ワールドカップで戦った感想を聞いてみたいですね。彼が感じたことを、僕も指導の現場で少しでも還元できたらと思っています」

── 鎌田選手との出会いは、サガン鳥栖の監督に就任した2015年ですよね。

「そうです。彼が高卒1年目で、チームの始動日に初めて会ったと記憶しています。会うまでは、ほとんど彼のことは知らなかったんですよ。ガンバのジュニアユース出身で、ユースに上がれなかったという情報だけはあって。

 今、鹿島(アントラーズ)にいる牛島(真諭)というスカウトが大地を見つけてきたんですけど、大地自身は高校時代、それほど知名度があったわけではないし、ほかのチームの練習に参加してもダメだったという情報も聞いていました。大地はいい意味で脱力しているぶん、周りから見るとやる気があるのかないのか、わからない感じじゃないですか。

 だから、そういう雰囲気も含めて、ほかのチームからは評価されにくかった。その意味でも、大地を獲得した鳥栖のスカウトには見る目があったということです」

── 初めてプレーを見た時の印象は?

「とにかく、いい選手だなと。なかでも、立ち姿がいいなと思いましたね。あとは、プレーに自分の間があるんですよ。まだ身体の線は細かったですけど、サイズもあるので、これはいい選手になるなと思いました」

── キャラクター的にはどうでしたか?

「賑やかなタイプでもないし、決して口数も多くはなかったですけど、自分が思っていることはしっかりと主張するタイプでした。

 当時、大地はミズノのスパイクを履いていたんですが、自分はナイキを履きたいって、ナイキと契約していた僕に言ってきたんですよ。それでキャンプの時に担当者と会わせたんですけど、まだ高校を卒業する前だったにもかかわらず、自分の思いや考えをしっかりと主張できる選手でしたね」

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