【ワールドカップ】サッカー日本代表の次期監督はどうする?「新たな風を吹かせるべき」次の4年へ福田正博の見解 (3ページ目)
【日本のよさを引き出せる人物を】
森保監督ではダメだというわけではないが、重荷をおろし、身軽な立場になって日本サッカーの魅力を広げる仕事に携わってもらいたい思いもある。
日本サッカーがこの30年ほどで、これほど急成長した最大の要因は「育成への投資」だ。Jリーグの発足によって選手育成を担う指導者への投資が可能になり、子どもたちの受け皿が整備され、つねにバージョンアップをしてきた。
これが日本サッカーの成長の土台になっているのだが、まだまだ広げていく必要がある。その時に森保監督が必要だ。彼の、誰をも受け入れるあの優しい笑みと直接触れ合える機会があれば、サッカーで夢を見る子どもたちをもっと増やせるのではないか。
次期監督像について言えば、最優先されるべきは「日本のよさを引き出せる人物」という点だ。国籍にこだわる必要はないし、日本文化や日本人の精神性などを理解したうえで、日本代表をさらに成長させられる監督が望ましい。
日本やJリーグに精通している必要はないが、外国人指導者がポッと日本に来て、日本文化や日本人の精神性を理解するのは難しいことを踏まえると、まずJリーグに関わり、その後に代表に関わったほうがいいのかとも思う。
候補としては、日本人監督として異なるふたつのクラブ(川崎フロンターレと鹿島アントラーズ)で最多8タイトルを獲得した鬼木達監督(鹿島)がいる。また、鹿島監督時代の2018年にACL優勝を達成し、現在はロス五輪代表チームを率いる大岩剛監督には下の世代の引き上げが期待できる。
いずれにしろ、「森保監督の次」となると、実績面で誰もが納得できる候補者は限られている。そのなかで誰に次のバトンを託すのかに注目している。
著者プロフィール

福田正博 (ふくだ・まさひろ)
1966年12月27日生まれ。神奈川県出身。中央大学卒業後、1989年に三菱(現浦和レッズ)に入団。Jリーグスタート時から浦和の中心選手として活躍した「ミスター・レッズ」。1995年に50試合で32ゴールを挙げ、日本人初のJリーグ得点王。Jリーグ通算228試合、93得点。日本代表では、45試合で9ゴールを記録。2002年に現役引退後、解説者として各種メディアで活動。2008~10年は浦和のコーチも務めている。
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