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サッカー日本代表を「母国」イギリスの記者はどう見ているか 「本番を前にいい対戦相手だ」 (3ページ目)

  • 山中忍●文 text by Shinobu Yamanaka

「ワールドカップでもよく見かけるようになって、イングランドでプレーする選手も複数いる。この手のテストマッチは、いつもノルウェーやポーランドが相手のような気がするしね。ノルウェーには従来とは違うチームカラーがあるにしても、日本戦のような新鮮なカードのほうがいい。対戦相手に選んだ意味は理解できる」

 日本との初顔合わせは1995年。母国開催だったEURO1996への準備として行なわれた「アンブロカップ」という国際親善大会で実現を見た。

 この時の日本の存在意義は、仮想"サプライズ集団"といったところか。招かれたほかの2カ国はブラジルとスウェーデン。前者は言わずと知れたサッカー王国で、当時ランキング1位。後者はランキング6位だったが、その前年、イングランドが予選突破に失敗していた94年アメリカワールドカップで3位につけていた。

 世界ランキング35位で、国内で2年前にプロリーグが始まったばかりだった日本については、当時、イングランドを率いていたテリー・ベナブルズ監督も「未知数」と表現していた。
(つづく)

著者プロフィール

  • 山中忍

    山中忍 (やまなかしのぶ)

    青山学院大学卒。1993年に渡欧し、西ロンドンが人生で最も長い定住の地に。イングランドのサッカー界を舞台に執筆・翻訳・通訳に勤しむ。著書に『勝ち続ける男 モウリーニョ』、訳書に『夢と失望のスリー・ライオンズ』、『バルサ・コンプレックス』(ソルメディア)など。英国「スポーツ記者協会」及び「フットボールライター協会」会員。

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