サッカー日本代表を「母国」イギリスの記者はどう見ているか 「本番を前にいい対戦相手だ」 (2ページ目)
【イングランドは優勝が「至上命令」】
現在はイングランドに拠点を移し、オンラインメディアの『キャピタル・フットボール』などに寄稿する彼は、今季は日本人10名がいるチャンピオンシップ(2部)の試合会場にも足を運ぶ。
「サウサンプトンのカウンターの速さには驚いたが、(右)ウイングにいた彼(松木玖生)は球際に強いし、ヘディングでも負けていなかったな」と言うと、「本番を前に、日本のように組織力も個々のクオリティもある相手と対戦しておくのはいいことさ」と、付け加えた。
では、強豪国の立場で日本に上から目線を向けるイングランドは?
世界ランク4位の"スリーライオンズ"は、スコットランドの3日後、「聖地」とも呼ばれるウェンブリー・スタジアムに"サムライブルー"を迎える。日本は「優勝」を大目標に掲げてワールドカップに挑む。一方、イングランドは優勝が「至上命令」に等しい。
ガレス・サウスゲイト前監督のもと、前回ワールドカップでは準々決勝で敗れ、続くEURO2024では2大会連続の準優勝に終わったイングランドは、一時的に母国人監督路線を捨て、クラブレベルでは欧州主要リーグやチャンピオンズリーグで優勝歴を持つトーマス・トゥヘルを指揮官に迎えている。外国人のなかでも、歴史的な宿敵ドイツから監督を呼び寄せており、1966年大会以来となる通算2度目の優勝以外は失敗とみなされるワールドカップだ。
そのイングランドから見た「日本像」を、旧知の英国人ライター、ジョナサン・ウィルソンに尋ねてみた。すると、最終準備段階での対戦相手として、やはり日本に違和感を抱いていなかった。
「国際親善試合では、各地区のチームと対戦しておきたいというニーズがある。たとえば、去年の6月にはセネガル戦があった。内容も結果(1-3)もイマイチどころではなかったにせよ(苦笑)、アフリカ勢とのテストマッチは済んだことになる。3月27日に対戦するウルグアイは南米勢。そしてアジア勢ということになるわけだけど、試合を組む以上は、観衆の興味も引かなくてはならない。その点でも、現時点では日本が最も魅力的なアジア勢だと言えるんじゃないかな」
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