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ヤングなでしこに観客は「ハポン!」と連呼 コロンビア人記者がその魅力をレポート (3ページ目)

  • コンスタンサ・モラ・ペドラサ●文 text by Constanza Mora Pedraza

 一方、「日本代表は、チームメンタリティーとすばらしい戦術が最大の特徴だ」(通信社コロンビア・スポーツ・プレス・アソシエーションの『Acord Boyaca/アコード・ボヤカ)』記者、マオー・アレバロ)のように、日本人のメンタリティーと関連づけて日本チームを称賛する声も多い。

「一般論としてアジアのチームは、スピードとテクニックといった個々の特徴が、戦術、戦略といったチームという集合体としての任務を遂行することに役立っている。彼女たちのメンタリティーはチームプレーに向いているのだ。そのなかで日本代表の場合は、ボランチの小山史乃観ら、リーダーシップを持った選手がいることが大きな違いを生み出していた。

 彼女たちを生んだ日本の育成計画は、何年もかけて努力を積み重ねてきたもので、それに忠誠心が加わることによって、集団としてのプレーの確立と勝者のメンタリティーの文化へとつながっていったのではないか。そこには、チームとしてのプレー哲学を壊してしまう個人主義の表現は存在しない。それが強さの源になっているのだろう」(テレビ番組『Tro Sports/トロ・スポルト』記者、ルイス・アラルコン)

 いずれにしても、コロンビアの人々に「アジア勢の強さ」を強く印象づける大会だったのは確かだ。

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