サッカー日本代表で見たい選手は誰か ５人の識者が考えた第２次森保ジャパンスタート時の理想フォーメーション (4ページ目)

【古橋亨梧起用時の最適解を見出すべき】

中山 淳（サッカージャーナリスト）

この記事に関連する写真を見るFW／古橋亨梧（上田綺世）　
MF／三笘薫、久保建英（鎌田大地）、伊東純也（堂安律）　
MF／守田英正、遠藤航　
DF／旗手怜央（バングーナガンデ佳史扶）、伊藤洋輝（冨安健洋）、板倉滉、冨安健洋（酒井宏樹）　
GK／シュミット・ダニエル（中村航輔）

　現在の日本の武器は、２列目の選手層だ。プレミアリーグでブレイク中の三笘薫（ブライトン）を筆頭に、レアル・ソシエダでひと皮剥けた久保建英、リーグ・アンでプレーの幅を広げた伊東純也（スタッド・ランス）、そしてブンデスリーガで実力を発揮する鎌田大地（フランクフルト）や堂安律（フライブルク）など、最も充実している。

　それを考えると、第１次森保ジャパンで最も採用回数の多かった４－２－３－１が、現在のチーム状況に最もマッチする布陣だと考える。

　カタールＷ杯では守備面を考慮して前田大然（セルティック）が１トップを務めたが、得点力アップを図るなら、セルティックで20得点以上の数字を誇る古橋亨梧起用時の最適解を見出すべき。

　問題はSBだが、層が薄めの右SBには冨安健洋（アーセナル）を起用し、左はユーティリティの旗手怜央（セルティック）、または先を見据えて進境著しいバングーナガンデ佳史扶（FC東京）を試してみたい。

　GKはシュミット・ダニエル（シント＝トロイデン）を軸に、ポルティモネンセで正GKを確保した中村航輔にもチャンスを与えたい。