「ベスト8入りするには、冨安健洋、遠藤航、三笘薫があと2人ずつ必要」。名波浩が振り返るカタールW杯 (4ページ目)

  • 篠 幸彦●取材・構成 text by Shino Yukihiko
  • photo by JMPA

 日本が初めてW杯に出場した1998年のフランス大会。アルゼンチン戦は28分、クロアチア戦は77分に先制された。まだ時間はあったのに、自分たちは「逆転できる」なんて、とても思えなかった。負けたな、という雰囲気すらあった。

 あれから約四半世紀の時を経て、今の選手たちはW杯優勝国を相手に先制されても「逆転できる」と自分たちを信じることができて、それを見事にやり遂げた。彼らが示してくれた強さに、日本サッカーの大きな成長を感じることができたカタール大会だったと思う。

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