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カタールW杯で日本代表のキーマンは? 解説者5人が期待する6人とその理由 (2ページ目)

  • photo by Getty Images

2人のボールを運べる選手が重要になる

福西崇史氏
◆キーマン(期待の選手)=鎌田大地、守田英正

 2人は、ボールを運ぶ選手だからというのが理由だ。

 日本は相手との力関係で守備はせざるを得ない。相手に押し込まれるのはしょうがない部分はあるが、それでも攻撃に行く時に前線のスピードのある選手を生かしたい。その時にボールを運べる選手が重要になる。

 押し込まれて守ったあと、そこから中長距離のパスを前線やサイドへ、というのはやはり難しい。鎌田や守田が近くでボールを受けて、相手のプレスをかわしながらボールを前に運んでいったうえで、スピードのある選手へパスを出す。こうして相手のブロックを多少は崩してからでないと、相手の最終ラインの突破は難しくなってくる。

 2人が運ぶ回数が多ければ多いほど、試合では効果的だと思う。 

クレバーなキャプテンシーに期待

名良橋晃氏
◆キーマン(期待の選手)=吉田麻也

 失点ゼロであれば、勝ち点はとれるわけで、ここは、吉田麻也選手しかいないと思う。

 ぜひ、吉田選手を中心に攻撃的な守備をしてほしい。相手の攻撃を受けて、ゴール前を固めるだけで守りきれる相手ではない。だから、前に行ける時はラインを上げて、前重心で守る時間帯も作らないといけない。

 行くところと行かないところ。そこの判断とコーチングが大切で、そこは吉田選手のリーダーシップにかかっているだろう。

 ワールドカップ3大会連続出場となる、経験値は頼りになる。ピッチ外のところも含めて、クレバーなキャプテンシーでチームをまとめてほしい。

 あとは攻撃面。セットプレーの高さが十分にあるので、そこで点をとってくれることも期待している。

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