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5人の解説者がズバリ予想する日本代表のグループリーグの勝敗と最終成績。カタールW 杯でどこまでいけるのか (3ページ目)

  • photo by Getty Images

森保監督のマネジメントがカギ

名良橋晃氏
◆グループリーグ勝敗予想=1勝1分1敗
◆最終順位予想=ベスト16

 ドイツ、スペインという強豪、そしてコスタリカも侮れないグループリーグを何とか突破してほしい。ただ、ここでの消耗が激しく、期待はベスト8だが、予想はベスト16かなと思う。

 とにかく初戦がヤマだ。星勘定はよくないが、初戦で勝ち点をとらないと厳しい。日本は9月シリーズでシステムを変えたように、本大会はある程度ボールを握られる想定で、リアクションサッカーになるだろう。そこで、今の日本代表のベースである「いい守備からいい攻撃」をどれだけ繰り返していけるかだ。

 守備では、選手がどれだけ同じ絵を描けるかが大切。相手に隙、スペースを与えないことを、チームでどれだけ共有できているかが大事なところだろう。攻撃では、セットプレーの重要性が増す。アジア予選や親善試合ではあまりいいシーンが見られなかったが、ここはあえて見せていなかったと信じている。

 コスタリカとの戦いは、初戦の状況次第だが、向こうも勝ちたいゲームになるだろう。相手の守備ブロックに対して日本が得点をとりたい状況になった場合、9月のアメリカ戦の途中でも見せた、2トップのオプションも必要かもしれない。

 スペインは、ルイス・エンリケ監督になって、ボールを持ちながら矢印は前向き。ハイプレスからのショートカウンターという形だ。ただ、DFラインが高いので、日本は相手にボールを握られたなかでも、背後をとるチャンスはあると思う。ミドルサードで奪ってのカウンターが理想で、セルヒオ・ブスケツの脇を突いていきたい。

 あとは、暑さのなかの戦いになるので、5人交代枠をフルに使うべき。森保一監督のマネジメントは不可欠になってくる。

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