欧州組のみの日本代表の守備は安定。では攻撃面で残った課題とは? (4ページ目)
最前線に南野を置いて、鎌田大地(フランクフルト)をトップ下に入れる『ゼロトップ』という考え方もある。前線の空いているスペースに個々が流動的に入っていくものだが、果たして世界の強豪国と対戦した時に、それができるかどうか。
ブラジル代表のように、自分たちの力を出せば勝てるという横綱相撲を取れるほど、日本サッカーはまだ強くはない。それはドイツ大会やブラジル大会のW杯で学んだことでもある。次のW杯に向けて、さまざまな戦い方を身に着けて、相手によって引き出しを使い分けられるようにしてもらいたい。
日本代表は11月に、今度はオーストリアでパナマとメキシコ代表と親善試合を行なう。注目したいのは、攻撃面だ。今回露呈したコンビネーション不足をどこまで修正できるのか。守備では、吉田と冨安の代わりとなる選手を試すのではないか。
日本代表が強くなっていると感じられる試合を期待している。
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