東京五輪のOA枠。西川周作が監督なら「使います。ポジションは...」 (5ページ目)
森保さんは、選手の軸は決めていると思うので、あとは選考時期にいいパフォーマンスをしている選手を選ぶと思います。個人的には、GK大迫(敬介/広島)とMF橋岡(大樹/浦和)に期待したいです。とりわけ、大迫にはピッチで世界を経験してほしいと思っています。GKは経験が大事なんで。橋岡はチームメイトですし、代表でも活躍できる選手に成長したと思っています。日本を背負って戦ってほしい。
実際、橋岡には言っているんですよ。『五輪代表のメンバーに入ってくれ』と。そして、『俺たちを(五輪に)招待しろ』って。五輪のチケットが手に入らないので、そのためにも橋岡には代表に入ってくれないと困るんです(笑)」
OA(オーバーエイジ)枠について、西川はどう思っているのだろうか。
「北京五輪の時はソリさん(反町康治監督)が、(OA枠を使用することなく)僕らを信頼してくれた。でも今、僕が監督なら、オーバーエイジの選手を3人、FW、ボランチ、センターバックのセンターラインに使いますね。
FWはスタメンではなく、スーパーサブ的な存在。少し前のオカちゃん(岡崎慎司)のような、ピッチに立ったらガムシャラにやって結果を出す、みたいない選手がいい。もしくは今なら、仲川(輝人)選手を(OA枠としてメンバーに)入れたいですね。日本人で、ひとりでマークをはがせる選手って、あまりいないので。
OA枠については、僕も狙っています。圭佑も言っているけど、やはり五輪は特別なものですし、今回は舞台が日本の、東京五輪じゃないですか。(母国である)日本で戦えることは、本当に幸せなことだと思うんです。今、日本代表からも離れて、もどかしい気持ちを抱えているので、これからも『GKには西川もいるぞ』というのを見せていきたいです」
森保監督は、OA枠の使用を公言している。西川は、その指揮官の戦い方を理解しており、選出される可能性は決してゼロではない。
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