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ウルグアイに善戦の理由は2列目の3人。
南野、堂安は焦ったほうがいい (4ページ目)

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki
  • photo by AP/AFLO

 一方、上田はストライカーだ。岡崎もしかり。中盤とトップの距離が離れたことにより、時間の経過とともに攻撃はカウンターが中心になった。

 三好を久保に代えた2人目の交代は、その16分後(後半38分)と、遅かった。久保はほとんどボールに絡めぬまま、タイムアップの笛を聞いた。そして3度目は後半43分の右SB岩田と立田悠悟(清水エスパルス)の交代になるが、これは守備固めのイメージなのか。いずれにしても、悪くなる状況は選手交代によって少しも改善されなかった。

 4-2-3-1の「3」の魅力が発揮されているときは十分対抗できるが、そうでなくなると防戦の色が濃くなる。切り札として投入した久保に、なぜほとんどボールが渡らなかったのか。

 見たいのは、強豪との、終盤になればなるほど競る戦いだ。もう1回戦えば勝てるんじゃないかと思わせる試合だ。善戦のレベルをもう一段上げないと、W杯ベスト8は現実味を帯びてこないと思う。

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