半端ない大迫のデータも。アジア杯に挑む
日本代表の「7つのジンクス」 (2ページ目)
◆ジンクスその2:アジアカップV逸の呪い
アジアカップで優勝を逃した日本代表監督は、これまでに4人いる。そのうち、そもそもB代表で臨んだ1988年大会の山口監督以外は、実はその後、数奇な運命をたどることになる。
まず、1996年大会の指揮官だった加茂監督は、1998年フランスW杯のアジア最終予選中に成績不振で電撃解任された。
2007年大会で4位に終わったイビツァ・オシム監督は、その4カ月後に急性脳梗塞で緊急入院。2010年南アフリカW杯予選を前にして、不運にも代表監督の座から退くことになった。
そして、2015年大会にチームを率いたハビエル・アギーレ監督は、直後にサラゴサ時代の八百長疑惑が発覚。無念にも代表監督から解任されている。
つまり、アジアW杯で優勝できなければ、次のW杯はもちろん、W杯予選さえ完遂できずに代表監督の座から退く可能性が高い、ということ。森保監督にとっては、プレッシャーのかかる"ジンクス"と言えるかもしれない。
◆ジンクスその3:初戦は負けなし
ここからは、日本にとってポジティブなデータを綴っていく。
日本代表は、これまでに出場したアジアカップ全8大会で初戦に敗れたことは一度もない。B代表で臨んだ1988年大会でさえ、強豪イランと対戦した初戦は0-0で引き分けている。
このデータからして、トルクメニスタンと対戦する初戦(1月9日)、日本が負けることはほぼない。そういう意味では、破壊力のある攻撃陣によるゴールラッシュが見られることを期待したい。
なお、アジアカップの歴史において、初戦で黒星を喫した国が栄冠を手にしたことはない。頂点を目指すうえでは、初戦の勝ち点確保は必須だ。
【アジアカップにおける日本代表の初戦成績】
1988年=日本0△0イラン(カタール)
1992年=日本0△0UAE(日本)
1996年=日本2○1シリア(UAE)
2000年=日本4○1サウジアラビア(レバノン)
2004年=日本1○0オマーン(中国)
2007年=日本1△1カタール(ベトナム※)
2011年=日本1△1ヨルダン(カタール)
2015年=日本4○0パレスチナ(オーストラリア)
※( )内は開催国、2007年は東南アジア4カ国共催。
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