リオ世代の活路。手倉森ジャパンは予選本番で強くなるしかない (4ページ目)
思えば、ユース年代で敗北を突きつけられてきたロンドン五輪世代の選手たちは、どうにかアジアを勝ち抜いてロンドン五輪本大会に出場する切符をつかんだ。そして初戦で強豪スペインを破ったとき、顔つきさえ変わった。その後は破竹の勢いで準決勝まで進出した。修羅場をかいくぐった選手たちは、大会メンバー18人のうち、サブGKを除いて全員がフル代表に選ばれている。
リオ世代の選手たちが飛躍を志すなら、五輪アジア最終予選をひとつのきっかけにしなければならない。実力は伯仲。必ずしも勝てるわけではないが、必ず負けるという要素もない。戦術、体力を超えたところに、勝負の趨勢はある。
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