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工藤公康新監督のもとで「あの魔球」は復活するか? 柳裕也が大学時代に投げていた驚愕の110キロカーブ (4ページ目)

  • 安倍昌彦●文 text by Masahiko Abe

 今年9月には右ヒジのクリーニング手術を受け、プロ11年目となる来季に備えている。

 現役時代、同じく大きなカーブを自在に操った工藤公康新監督のもと、大学時代に見せたあの魔球が復活することを期待せずにはいられない。

 投手として、もうひと花咲かせてほしい。そして、その先には、おそらく指導者としての日々も待っているのだろう。

 もちろん、誰にでも投げられるボールではない。だからこそ、いつか同じ適性を持った若者を見つけ出し、あの「懸河のドロップ」を継承してもらいたい。

 神宮のマウンドで強打者たちを翻弄し、ブルペンで受けた私を驚かせた、あの110キロの魔球。その軌道を、もう一度見てみたい。


柳裕也(やなぎ・ゆうや)/1994年4月22日生まれ、宮崎県都城市出身。横浜高、明治大を経て、2016年ドラフト1位で中日に入団。17年にプロ初勝利を挙げ、19年には11勝をマーク。21年は11勝6敗、防御率2.20、168奪三振を記録し、最優秀防御率と最多奪三振の2冠に輝いた。26年は24試合に登板し、7勝5敗、防御率2.34。プロ10年間で通算58勝66敗、防御率3.16。26年9月に右ヒジのクリーニング手術を受け、来季の復活を目指す

著者プロフィール

  • 安倍昌彦

    安倍昌彦 (あべ・まさひこ)

    1955年、宮城県生まれ。早稲田大学高等学院野球部から、早稲田大学でも野球部に所属。雑誌『野球小僧』で「流しのブルペンキャッチャー」としてドラフト候補投手のボールを受ける活動を始める。著書に『スカウト』(日刊スポーツ出版社)『流しのブルペンキャッチャーの旅』(白夜書房)『若者が育つということ 監督と大学野球』(日刊スポーツ出版社)など。

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