【プロ野球】坂本勇人の通算300号に「やはり何か持っている」 篠塚和典が今の巨人に欠かせないルーキーとベテランについて語った (3ページ目)
――田中投手は、日米通算200勝を達成したことでプレッシャーから解放された部分もあるでしょうか?
篠塚 気持ちの問題は大いにあると思いますよ。かつてのようなピッチングが難しくなっているなかでも世間からの注目度は高く、いろいろなことを考えすぎて精神的な疲労もあったでしょうし、200勝までの"距離"をすごく遠く感じていたと思います。それが昨年の最終盤に達成できたことで、今年に向けて切り替えることができたんでしょうね。「あとは自分のピッチングをしていくだけ」という気持ちになれたと思います。
今年から加入した則本昂大にも同じことが言えます。6試合に先発してなかなか勝ちがつきませんでしたが、6月2日のオリックス戦で移籍後初勝利を挙げました。長く先発をやって、直近2年は抑えにまわり、巨人にきてまた先発に戻るとなれば、長いイニングを投げられる体にしなければいけない。実戦での感覚を取り戻すにも時間がかかったと思うんですが、これからのピッチングは少し楽になるはずです。
【300号を達成した坂本は"やはり何か持っている"】
――初勝利といえば、6月3日の長嶋さんの一周忌の試合で、2019年ドラフト1位の堀田賢慎投手が東京ドームでの初勝利、今季の1勝目を挙げましたね。
篠塚 彼は井上温大、竹丸和幸と同世代ですし、田中将大や則本昴大ら百戦錬磨のベテランの投球術を学んでいってほしいです。ほかにも西舘勇陽、横川凱ら25歳前後の世代が成長して、チームの戦力になってもらいたいです。
――ベテランでは、篠塚さんは坂本勇人選手の復調に期待していましたね。5月13日の広島戦で通算300号となる逆転サヨナラ3ランを放つなど、限られた出場機会のなかで一定の存在感を見せています。
篠塚 300本は立派な数字です。入団当初はホームランを量産するようなバッターではなかったのですが、若いうちにレギュラーになり、4年、5年と経ていく過程で技術が上がっていきました。
まずはヒットになる確率が上がり、シーズンで20本以上を打てるようになった段階で、「ある程度ホームランの数も増えていきそうだな」とは思っていました。それと、300号をサヨナラホームランで達成するというところに、メンタルの強さと、"やはり何か持っている"選手であることを感じます。
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