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【プロ野球】高木豊が注目するパ・リーグのルーキー野手 西武のドラフト1位は「獲るだけの価値がある」 (2ページ目)

  • 浜田哲男●取材・文 text by Tetsuo Hamada

――同じ日本ハムの大塚瑠晏選手(同3位)は19試合で打率.200、1本塁打、2打点、OPS.685。ここまでの印象はいかがですか?

高木 小柄ですが(169cm、69kg)、攻守にセンスを感じます。脚力もある程度はありますが、日本ハムには抜群の俊足を誇る五十幡亮汰や矢澤宏太がいるのでまったく目立ちません。体のサイズを考えれば長打は難しいので、常に首位打者を狙えるくらいの選手を目指してほしいです。

 日本ハムには、同じサイズ感の内野手で水野達稀(171cm、80kg)がいますが、水野のパンチ力には及びません。まずは内野の間を抜ける打球の速さを追求していってほしいです。日本ハムはいろいろな選手を起用するので、安定的に試合に出てリズムをつかむのは難しいかもしれませんが、レギュラーを目指して駆け上がっていってほしいですね。

【西武の小島は「上出来」】

――楽天の繁永晟選手(同3位)は一軍では5試合に出場しましたが、まだ出塁ができていません(9打数0安打)。

高木 中央大学の後輩なので注目していますが、ちょっと苦しんでいますね。どちらかといえば守備の人だったのですが、大学時代に打てるようになってきたんです。

 楽天の内野はある程度出る選手が決まってきていますし、小深田大翔ですら控えにまわっている状況ですから競争は厳しい。ただ、右打ちなので左ピッチャーの時に結果を残せれば、自ずとチャンスは増えていくはずです。

――西武の小島大河選手(同1位)はキャッチャーという重役を担いながら29試合で打率.268、2本塁打、5打点、OPS.636と、定評のある打撃でも結果を残しています。

高木 バットコントロールがいいですし、バットの軌道が素直です。流行に左右されず、自分のスタイルを貫ける選手なんじゃないですかね。それと、自分も含め、昭和の野球選手は彼のようなバッティングの形が好きだと思いますよ。いわゆる、レベルに振っていくシンプルな形です。ホームランも2本打っていますし、プロのスピードや変化にもある程度対応できている。ドラフト1位で獲るだけの価値がある選手だとあらためて思いました。

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