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【プロ野球】高木豊がセ・リーグ6球団のルーキー野手を分析 驚愕デビューの阪神・立石正広など高く評価した選手は? (4ページ目)

  • 浜田哲男●取材・文 text by Hamada Tetsuo

――同じく広島の勝田成選手(同3位)はどう見ていますか? 一軍での30試合で打率.171、0本塁打、1打点、OPS.427という成績です。

高木 勝田に関しては、今後に出場機会を得られるのかどうかですね。内野には小園海斗や矢野雅哉、佐々木泰らがいるうえ、ベテランの菊池涼介は2000本安打を目指すということもあって使われると思うんです。そう考えるとあまり出番はないでしょうし、「少ない出場機会で結果を出せ」といっても難しい。守備は悪くはないのですが、ちょっと気の毒な立ち位置になってしまったかなと。

――バッティングはいかがですか?

高木 慣れれば、そこそこやると思います。今はアマチュアのピッチャーも球が速いですし、プロのピッチャーの変化球の精度に戸惑うことはあるにしても、速さに関してはそこまでギャップはないはず。打率を残せるようなバッターを目指してほしいです。

――ヤクルトは石井巧選手(同6位)が5試合で打率.071、0本塁打、1打点、OPS.330。出場試合は少ないですが、どんな印象ですか?

高木 僕からすると中央大学の後輩で、石井一成(西武)の弟でもあるので注目していますが、社会人野球(NTT東日本)を経験しているだけあってプレーが落ち着いています。あと、中央大ではけっこう豪快な野球をやってきていると思うので、そういった部分が出てくるといいですね。ヤクルトは選手を縛りつけることがなく、自由な雰囲気のチームカラーで能力を発揮しやすい土壌だと思うので、期待しています。

(パ・リーグ編:西武のドラフト1位は「獲るだけの価値がある」>>)

【プロフィール】

高木豊(たかぎ・ゆたか)

1958年10月22日、山口県生まれ。1980年のドラフト3位で中央大学から横浜大洋ホエールズ(現・横浜DeNAベイスターズ)に入団。二塁手のスタメンを勝ち取り、加藤博一、屋鋪要とともに「スーパーカートリオ」として活躍。ベストナイン3回、盗塁王1回など、数々のタイトルを受賞した。通算打率.297、1716安打、321盗塁といった記録を残して1994年に現役を引退。2004年にはアテネ五輪に臨む日本代表の守備・走塁コーチ、DeNAのコーチを2012年から2年務めるなど指導者としても活躍。そのほか、野球解説やタレントなど幅広く活動し、2018年に開設したYouTubeチャンネルも人気を博している。

著者プロフィール

  • 浜田哲男

    浜田哲男 (はまだ・てつお)

    千葉県出身。専修大学を卒業後、広告業界でのマーケティングプランナー・ライター業を経て独立。『ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)』の取材をはじめ、複数のスポーツ・エンタメ系メディアで企画・編集・執筆に携わる。『Sportiva(スポルティーバ)』で「野球人生を変えた名将の言動」を連載中。『カレーの世界史』(SBビジュアル新書)など幅広いジャンルでの編集協力も多数。

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